先日ネットでマルタに関する記事をみていたら、面白い記事を発見しました。
その記事は、マルタのローカルのブログに書かれていた記事なんですが、記事の中に貼られていた写真が印象的でマルタで見るヨーロッパの石造りとは違ったアート感満載な内装を一度自分の目でも見てみたい!という思いに駆られました。
場所はスウィーイSwieqiの閑静な住宅街の高台にあります。
外観の見た感じもなにやら不思議な雰囲気を漂わせます。
この建物は1960年代に建て始められた建物で、未完成のまま今も残っている建物のようです。オーナーはすでに亡くなられていて、現在の所有権は家族に引き継がれています。
所有権があるってことは、建物の中入っちゃいけないんじゃないの?
と思ってると思います。
正直なところ、入ってはいけません。不法侵入です。
(しかし、中に入れる道があって、実際に中で他グループの訪問者と遭遇しました)
(中にはたくさんのゴミが散乱していて、訪問者の形跡がありました)
建物自体も古く、崩壊の危険がありますので注意しないといけません。
入ってはいけないんだけど、写真から見る、建物内のただならぬ雰囲気・独特なガラスのアートを見たい(オーナーが自らガラス細工で有名なイムディーナに通い、集めたイムディーナガラスを使っているようです)
音楽を愛するオーナーは当時この建物を住居用ではなくナイトクラブとして使用していたようで、当時のマルタではジャズがまだ音楽として浸透していない中、マルタで唯一ジャズミュージシャンが音楽を表現する場として通っていたのが、ここmystiqueで、ジャズのメッカとして知られていたそうです。
建物とこの建物ができた背景や歴史を知って、ここと訪れると建物内装のこだわったアート、細部に溢れる遊び心満載でユニークなデザインがビビビっと目に飛び込んできます。
そしてどれも本当にかわいい!
地面にもガラスが埋め込まれていたり
壁にも無数のガラスが細工されていて、天井にもデザインがされています。
そして屋上の窓から見渡す景色は、下に広がるグリーンとその向こうに見える眠らないグラブ街Pacevillと地中海。最高の景色です。
他で見ることのできない、唯一無二のマルタの廃墟に眠るアート。
地元民のブログでも多くの人が一般公開してもらえる日を待ち望んでいるようです。そして私もその一人。いつかその日がおとづれます様に。
参考までにGoogle Map
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